2020年11月25日星期三

エルメスのエヴリン|サイズや年式による特徴のご紹介

エルメスの中で、最もポピュラーなショルダーバッグといえば「エヴリン」ではないでしょうか。

「H」のマークがパンチングされている独特なデザインと、肩かけでもカジュアルになりすぎない上品さは、まさにエルメスの革製品だけがもつ魅力ではないでしょうか。
ちなみに、エヴリンはフランス語で「生き生きとした」や「気持ちの良い」という意味があります。その名が示すように、革製品ではありながら見た目以上に軽く使いやすいバッグとして愛されています。

今回は、そんな、エルメスのショルダーバッグで最も歴史があるエヴリンについて説明していきます。

エヴリンのサイズ

エヴリンのサイズ展開は5つ。それぞれのサイズの特徴を説明していきます。

■ TPM
横幅18㎝、高さ20㎝程度のミニバッグです。以前はこのサイズにだけ、革製のショルダーストラップがショートとロングの2パターンで製造されていました。

現行のデザインでは、キャンバス生地のストラップになり、長さはロングタイプのみ製造となっています。
ミニバッグがトレンドになっているので、以前より需要が高まっているサイズといえます。

■ PM
真ん中より一つ下のサイズとして展開されていますが、女性によく使われるサイズです。

MMサイズと比較して、横・縦の作りが2㎝程度しか変わらないので、一目ではわかりにくいですが、横に並べて見ると、大きさの違いがはっきり分かります。

■ MMサイズ
PMサイズと間違われがちですが、すこし大き目に製造されたサイズです。
大きさの違いが分かりにくいので、PMサイズと迷われる方がいらっしゃいます。

お客さまの身長などによって変わってきますが、個人的には、ひとつ下のPMサイズがオススメです。
その理由は、収納力がそれほど変わらないという点以外にも、できるだけ小さめのサイズを選んだ方が、身に着けたときの印象も上品に見えるためです。

■ GM・TGM
GM以上のサイズは、多くの女性が身に着けると身幅から大きくはみ出してしまうため、「いつも荷物をたくさん入れたい」と思われる方以外には使いづらいサイズかもしれません。

ただし、男性であればGMサイズからでも体にフィットするので、夫婦や恋人同士のシェアバッグとして兼用で使用される方もいらっしゃいます。

▼TPM・PM・GMのサイズ比較

オレンジ:TPM
ダークグリーン:PM
ブラック:GM

エヴリンのデザイン

エブリンは年式によって、構造が変化するシリーズです。
基本的には年数を重ねるごとに使い勝手は良くなります。

ここでは、初期の構造から順に説明していきます。

① エヴリン

初期に製造されたデザインです。
現在の構造と比較すると、非常にシンプルな構造になっています。
また、このタイプだけに内ポケットがついているのも、大きな特徴です。

② エヴリン2(エヴリン ドゥー)

初期タイプと比べると、内ポケットがなくなった変わりに、背中側にポケットがついています。製造は15年程度前から作られるようになりました。

③エヴリン3(エヴリン トロワ)

5年程前から製造されている現行のデザインです。

大きな変更点としては、ショルダーストラップの長さが調節できる金具がついています。そのため、自分の身長にフィットした位置に合わせることができるようになりました。

年式によるエヴリンの構造の違い

少しマニアックな話ですが、バーキンやケリーの製造刻印の位置が違うように、エヴリンも年式によって、製造刻印の位置は異なってきます。

①初期タイプ
ストラップの付け根の革に彫り込まれています。外側からでも見えるので、ご存知の方も多いかもしれません。

②エヴリン2以降
前面のベルト部分の裏側に刻印されています。
表からは見えないため、気づいていない方も多いのではないでしょうか。

また、職人などによっては、初期タイプと同じくストラップの付け根の革に刻印されていることもあります。

まとめ

エルメスのバッグは長い歴史を持っていても、デザインが大きく変わるということはあまりありません。

しかし、年式によって構造は変化していきます。さらに生産量の少なさや、現行では製造されていないカラー、素材が数多くあり、エルメスの製品はまさに”一期一会”といえるのではないでしょうか。

新作のバッグだけにとらわれず、自分のファッションやライフスタイルにとって一番合うバッグを見つけるという楽しみ方もあるのではないでしょうか。

あなたに一番合ったバッグをぜひ見つけてみてください。

2020年11月24日星期二

大人の女性が持つルイヴィトン

世界中の女性から愛されるラグジュアリーブランド「ルイ・ヴィトン」

伝統と革新を継続させるブランドコンセプトは、160年以上、人々を魅了し続けます。

ただ、流通量も多いブランドの為、
「ルイヴィトンが欲しいけど、若い人と同じものを持つのはちょっと抵抗がある」
という声を、私は売場でよく耳にします。

そこで「オトナの女性」に絞ったオススメのバッグを、その魅力と理由を中心にご紹介します。

スピーディー モノグラムアンプラント

いわずと知れたルイ・ヴィトンのアイコンバッグ「スピーディ」。
長い間発売されている為、細かいモデルチェンジや多彩なカラーバリエーションも展開され、多くの女性から愛されるバッグです。
ただし、定番のモノグラム・ダミエのデザインだと、発売期間も長く、人気のデザインの為、人とかぶってしまうことも。
そこでオススメするのが、モノグラム アンプラントシリーズ。
アイコンが散りばめられたデザインですが、レザーに刻印されている為、モノグラム柄を、際立たせ過ぎず持つことができます。
ストラップがついているのも、コーディネイトに幅を持たせれるためオススメポイントです。

カプシーヌ

ワンハンドルのエレガンスなデザインが特徴のバッグです。
近年発売されたモデルの中では、カラー、素材のバリエーションが豊富で、ルイ・ヴィトンの定番商品になりつつあります。
私がオススメな素材は、上質な牛革が特徴の「トリヨンレザー」。
女性らしい柔らかな印象と、上品な装いになります。
サイズはなんと4サイズ展開しており、自分の体格に合ったサイズから選ぶことができます。

パームスプリングス バックパック

大人気のモノグラム柄のバックパックです。
ファッションアイテムとして大人気のバックパックですが、いつも目にするのは、キャンバス地のモノグラム柄。
「私に合った、オシャレで機能的なバックパックが欲しい」という方には、こちらのモデルをオススメします。

ルイ・ヴィトンの代表的なシリーズは、モノグラムやダミエなどですが、今回ご紹介させていただいた、シンプルでありながら、存在感漂うシリーズのルイヴィトンも魅力的ではないでしょうか。